カード考察〜遊戯王〜
2004年8月9日 カード考察数年前まで日本のカードゲームの頂点に居座っていたと言っても過言ではないほどブームを巻き起こしたカードゲームです。
この遊戯王、なぜここまで流行したのでしょうか?
まずターゲットの年齢層です。先日、考察したポケモンカードは比較的低年齢層なのに対し、遊戯王はそれよりも少し上の世代を狙っています。これが何?と思われる方もいるかもしれませんが、意外と重要なことなのです。
キーワードは「お小遣い」です。
高学年になればなるほどお小遣いの額が上がっていくことは世の常です。それにより自由に使える金額の範囲が広まるということが言えます。よってこの年齢層をターゲットにすることにより1人当たりの消費額が大きくなる。つまり「繁栄」を表しているのです。
さらに追い打ちをかける要素があります。1パックあたりの値段です。5枚で150円という手軽さから「もう1つ、もう1つ・・・」とるつぼにハマりやすくなっているのです。またレア度を段階的にわけることにより購入意欲はさらに高まっていきます。
カード面ではどうでしょうか?
攻撃力や守備力といった数値は100(1000)単位で取り引きされます。数字が大きいということで迫力を与えている点も小さな事ですが見逃せません。また、トラップを用意することにより駆け引きも生まれました。
次に悪い点を見てみましょう。
まずはポケモンカードと同じように元ネタ頼みなところです。原作により強いカードが出る。それを狙う人が増える。そして原作が注目されるという循環作用も原作頼みですので途絶える可能性が十分にあります。現に遊戯王の原作は終了してしまいました。これからどのように注目を集めていくかがポイントでしょう。
そして最大のポイントはコストが存在しない(小さい)ことです。制限・禁止・生け贄などはあります。が、逆に言えばそれまでなのです。それにより同じ範囲の中で強いカードに注目が集まることは当然であり、さらに同じようなデッキがいつも中心にいることになります。また、エキスパンションが多数出ているのに使えるパックの範囲が決まっていないということも問題です。
遊戯王は一時期と比べると下火といっていいでしょう。また、上記のように原作が終了したことによりカードのみで独立していかなくてはなりません。この逆境を跳ね返すような大改革が必要になってくるでしょう。
明日は物議を醸した話題のカード、「DM」ことデュエルマスターズについて考察していきたいと思います。
この遊戯王、なぜここまで流行したのでしょうか?
まずターゲットの年齢層です。先日、考察したポケモンカードは比較的低年齢層なのに対し、遊戯王はそれよりも少し上の世代を狙っています。これが何?と思われる方もいるかもしれませんが、意外と重要なことなのです。
キーワードは「お小遣い」です。
高学年になればなるほどお小遣いの額が上がっていくことは世の常です。それにより自由に使える金額の範囲が広まるということが言えます。よってこの年齢層をターゲットにすることにより1人当たりの消費額が大きくなる。つまり「繁栄」を表しているのです。
さらに追い打ちをかける要素があります。1パックあたりの値段です。5枚で150円という手軽さから「もう1つ、もう1つ・・・」とるつぼにハマりやすくなっているのです。またレア度を段階的にわけることにより購入意欲はさらに高まっていきます。
カード面ではどうでしょうか?
攻撃力や守備力といった数値は100(1000)単位で取り引きされます。数字が大きいということで迫力を与えている点も小さな事ですが見逃せません。また、トラップを用意することにより駆け引きも生まれました。
次に悪い点を見てみましょう。
まずはポケモンカードと同じように元ネタ頼みなところです。原作により強いカードが出る。それを狙う人が増える。そして原作が注目されるという循環作用も原作頼みですので途絶える可能性が十分にあります。現に遊戯王の原作は終了してしまいました。これからどのように注目を集めていくかがポイントでしょう。
そして最大のポイントはコストが存在しない(小さい)ことです。制限・禁止・生け贄などはあります。が、逆に言えばそれまでなのです。それにより同じ範囲の中で強いカードに注目が集まることは当然であり、さらに同じようなデッキがいつも中心にいることになります。また、エキスパンションが多数出ているのに使えるパックの範囲が決まっていないということも問題です。
遊戯王は一時期と比べると下火といっていいでしょう。また、上記のように原作が終了したことによりカードのみで独立していかなくてはなりません。この逆境を跳ね返すような大改革が必要になってくるでしょう。
明日は物議を醸した話題のカード、「DM」ことデュエルマスターズについて考察していきたいと思います。
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